【悲報】売り切り型の教材(13万円)を購入した結果…

上村です、

先日クライアントから依頼があり、
とある教材をリサーチがてら買いました。

その値段、13万円。

しかもサポートなどは一切なし。

単純にオンラインコンテンツのみの、
13万円の売り切り型教材です。

今の時代、ジャンルにもよりますが
オンライン教材のみで10万円を
超えるものを販売するのは
そこそこハードルが高いです。

そんな市場の変化がある中、
なかなか強気の価格設定です。

その販売者はYouTubeチャンネルの
登録者数も8万人を超え、

ブログやメルマガ上でも
情報発信をしています。

そうした見込み客との
エンゲージメントを強化する施策を
打っているからこそ、上記の価格でも
販売できるのだと思います。

で、実際にその教材を購入して
早速会員サイトを見たところ、、

「、、え、マジ??」

と思わず拍子抜けしてしまいました。

というのも、その教材の
メインコンテンツが
PDF165ページのみだったからです。

コンテンツビジネスの目的は、
相手に結果を出してもらうことです。

教材はあくまでもその手段のため、
顧客が求める結果を出せるのであれば
極端に言えばPDF1枚だってあり、
という考え方もあります。

本質は形式ではなく、中身。
つまり『質』の問題です。

なので

「ああ、じゃあこのPDFの中には
 価格以上の価値ある知識などが
 詰まっているのかな。」

という思考でざっと見てみたのですが、
再び、

「、、え、ちょ、マジ??」

となってしまいました。

結論から言うと、

そのPDFの中で書かれているのは
普段ブログなどで発信している
無料の記事をまとめているだけ。

つまり無料で公開している情報の
キュレーションPDF、という印象でした。

しかもその中のコンテンツが、
抽象度の高い話ばかりで
具体的な方法論はほぼ皆無。

これでは、多くの人が
この教材を学んで成果に
つなげることは難しいな。。

と感じてしまいました。

コンテンツビジネスの目的は、
相手に結果を出してもらうこと

と先ほどお話しました。

そして相手に結果を出してもらうには
『行動』を取ってもらう必要があります。

そしてオンラインコンテンツのみで
それを実現するためには、緻密に
それを作り込まなければいけません。

血液型と同じように、
人には何故、何、どうやって、今すぐ
という4つの学習タイプがあります。

ですのでコンテンツを作成する際には
これら全ての学習タイプに向けて
構成を作り込む必要がありますし、

理解が難しかったり
抽象度の高い話をしたら、

具体的な話や例え話を
セットでしないと理解できません。

つまり次の行動に移せません。

例えばPCが苦手な人に
ZIPファイルのことを
PC用語を使いながら説明しても
???だと思います。

ですが

「ZIPファイルというのは、
例えばワカメ(送りたいデータ)を
塩で圧縮して小さくして
相手に渡すようなもので、

相手のバッグの容量負担を
減らせるようなものです。

そしてそのワカメ(データ)を
使いたい時は水に漬けて
元の大きさに戻せると思いますが
それがZIPファイルを解凍する
という意味です。」

みたいな説明をすると、
PCに詳しくない人も
zipファイルのことを
理解できるようになります。

基本的に相手がこれまでの人生で、
一度は体験してきたものに結びつけて
例え話を使えるようになると

「この人の話はわかりやすい。」

とコンテンツの価値は上がりますし
相手も行動しやすくなります。

これはコンテンツメイクにおける
ほんの1つのテクニックですが、
上記の教材はそうした

『相手がしっかりと理解できて、
 次の行動を移す。
 そして悩みを解決して成果を出す。』

ということに明らかにフォーカス
できていないコンテンツの質で、
悲しくなりました。

特に私は元々コピーライターではなく、
その前は恋愛を教えるビジネスを
していました。

つまりコンテンツを作る側の人間です。

ですので相手に結果を出してもらう
ことに何よりも本気でしたし、

恋愛のコンテンツだけでも
過去300時間以上作りました。

(その結果多くの人が
実際に結果を出しました)

そうしたコンテンツメーカーイズムが
根幹に今もあるので、なおさらその
コンテンツレベルの低さを感じました。

この販売者は、決して悪気はないし、
本人は価値があると思っているからこそ
上記の価格で販売しているのだと思います。

ですが私から見たら、
明らかに価格と価値のバランスが
悪い意味で崩れまくっており、
まず次の購入はないと判断しました。

コンテンツビジネスは
無形の商品を扱うからこそ、

人によって受け取る価値も変わるし、
正直なんとも言えないところもあります。

ですが今回のケースは明らかに
販売者の顧客への本気度が伝わらず、
ただ売りたかっただけにしか思えません。

私が教材や講座、
コミュニティーなどを販売する際は、
このあたりは特に意識しています。

提供する価格の最低2倍以上は大前提。

意識では10倍以上の価値を提供する
ことを心に決めています。

そのようなコンテンツメーカーとしての
ポリシーと覚悟があるからこそ、

「得られている価値から考えると
 本当に安すぎます!」

という好意的なフィードバックばかりを
今まで生徒さんたちからいただいています。

いち同じコンテンツを提供する
教育者の立場で見た時に、

あまりにもそのギャップを感じたので
今回シェアさせていただきました。

余談ですが、
この教材の販売ページの中には

・コンテンツの提供形式
・コンテンツのボリューム感

こうしたものの記載がありませんでした。

(この時点で若干の違和感は感じていました)

本来こうした具体的な情報がない時は
購入しないか、事前に問い合わせます。

ですが今回はクライアントからの依頼と
少々急ぎのタスクだったのでそこまで
深く考えず購入してしまいました。

そしてその結果が今回なので、
あなたも何か自己投資して
学ぶ際は事前に確認することを
おすすめします。

そしてあなたが
コピーライターであれば、

5W1H的な観点で販売ページ内の
オファー説明に抜け漏れがないか
しっかりチェックしましょう。

玄人のコピーライターであっても、
たまにこうした基礎的なことが
抜けていることがありますので。

そしてこうした小さい箇所が
成約率を落とす要因になり得ます。

コンテンツを提供する際も、
コピーを書く際も、

相手以上に相手の立場になって、
丁寧に、そして本気で
仕事をしたいものですね。

今日の話が何かの参考になれば幸いです。

いつもありがとうございます。

上村勇斗

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