『サボタージュマニュアル』って知ってますか?

上村です、

今日はみずほ銀行に行き会社の融資関係のことでやりとりしていました。

で、そこで感じたのは、

「銀行窓口のオペレーションはもっと効率化できるよね。」

ということです。

これは別に銀行に限らず、区役所や税務署、法務局などいわゆるお役所系の場所ほぼ全てに言えることだと思います。

(さらに言えば昔からある大企業も)

もちろん、オンラインで確定申告書が送れるようになったり徐々に業務のオンライン化が進んでいますが、外国と比べたらそのスピードは亀の歩みでしょう。

今日も銀行窓口で感じたのは、もっと書類ベースの文化を減らし、押印もセキュリティを強化したクラウドサイン的なのができれば人件費も削減できるし時間もコストカットできるのに。。

というフラストレーションです。

ところでなぜ、日本のお役所や古くからある大企業では未だに「書類文化」が根強く残っているのか、疑問に思ったことはないですか?

実はこれには明確な理由があり、簡単に言うと今から約70年前、つまり第二次世界大戦後1950年頃に

『サボタージュマニュアル』

と言うあるマニュアルがアメリカ主導で日本に導入されたからです。

「上村さん、サボタージュマニュアルって何ですか?」

と言う方のために簡単に説明すると、

これは第二次世界大戦中の1944年にアメリカのOSS(戦略諜報局=CIAの前身)が作成した、組織の生産性を奈落の底に落とすための逆効率化業務マニュアルです。

それがどんなマニュアルなのか、日本語訳が一部公開されているのでご紹介したいと思います。

下にある文章を読んだら、今の日本社会にどれだけうまく浸透し、機能しているのかが理解できると思います。

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サボタージュマニュアル日本語訳 一部
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1:常に文書による指示を要求せよ。

2:誤解を招きやすい指示を出せ。意思統一のために長時間議論せよ。さらに出来る限り不備を指摘せよ。

3:準備を十分行い完全に準備ができているまで実行に移すな。

4:高性能の道具を要求せよ。道具が悪ければ良い結果が得られないと警告せよ。

5:常に些細な仕事からとりかかれ。重要な仕事は後回しにせよ。

6:些細なことにも高い完成度を要求せよ。わずかな間違いも繰り返し修正させ小さな間違いも見つけ出せ。

7:重要な決定を行う際には会議を開け。

8:もっともらしくペーパーワークを増大させよ。

9:通達書類の発行や支払いなどに関係する決済手続きを多重化せよ。すべての決裁者が承認するまで、仕事を進めるな。

11:すべての規則を隅々まで厳格に適用せよ。

12:何事をするにも「通常のルート」を通して行うように主張せよ。決断を早めるためのショートカットを認めるな。

13:可能な限りの事象を委員会に持ち込み「さらなる調査と熟考」を求めよ。委員会のメンバーはできるだけ多く(少なくとも5人以上)すること。

14:議事録や連絡用文書、決議書などにおいて細かい言葉遣いについて議論せよ。

15:以前の会議で決まったことを再び持ち出し、その妥当性について改めて問い直せ。

16:「警告」せよ。他の人々に「理性的」になることを求め、将来やっかいな問題を引き起こさないよう早急な決断を避けるよう主張せよ。

17:あらゆる決断の妥当性を問え。ある決定が自分たちの管轄にあるのかどうか、また組織上層部のポリシーと相反しないかどうかなどを問題にせよ。

と言う感じでご紹介しましたが、いかがですか?

面白いくらい、日本のお役所や学校、大企業にその文化が浸透していて業務を非効率化させていますよね。

そしてこれはもはや組織という括りを超え、日本国民の価値観にも浸透し、上記のマニュアル通りの価値観で人生を送っている人も実際多いと思います。(特に年配者)

私はこの文章を読んだ時、まさに内容がお役所の業務フロー通りで途中から笑えてきました。

と同時に、このサボタージュマニュアルを作成したOSSのクレバーさに畏怖の念を抱きました。

うまくやれば、ここまで人や組織、国のあり方を意図的に変えることができるのかと教育の威力を思い知りました。

私は別に、この話を通してアメリカを叩きたいのではなく、こうした教育の破壊力を知った上で、人としての良心に基づき人をより良い方向へ導くために活用できるものは活用した方が良い。

と思っています。

敵vs味方

という単純な二項対立のみで物事を考えると思考停止状態になりやすく何者かから扇動されやすくもなります。

またその思考法で考えると相手からも学ぼうという姿勢がなくなり自分の成長のチャンスを自らの手で手放してしまいます。

それはとても勿体無いですよね。

私たちマーケティングやコピーライティングを生業とする人間は、こうした事象を観た時に、感情をフラットにさせ、学べるものはどんなものからも学んだ方が良いと思っています。

こうしたあり方で生きていれば日常のあらゆるものが教材となり、歳を重ねるほど成長でき、比例してより多くの人に役に立てる人間となれます。

まあ、でも、それにしても上記のサボタージュマニュアルはすごいですよね。

きっと私と同じように今の日本という身体に流れる血の中に何かおかしな不純物(=毒)が混じっているんじゃないか?

という漠然とした疑問を感じている人も私の読者さんには多いのではないかと思ったのでこの話をご紹介しました。

この話を読んで何か感じたことがあればぜひ私に感想を送っていただけると嬉しいです。

いつもありがとうございます。

上村勇斗

追伸:

こうした教育のパワー、表現を変えれば言葉のパワーの正しい使い方を理解し、

人をより方向へ導くための技術を習得したい方は以下のコピーライティングの音声教材を学んでみてください。

これらを聴いたあとに上記のサボタージュマニュアルを読んでみると、また新しい気づきや発見を得られると思います。

コピーライティングの学びを通し、我々日本人の遺伝性(DNA)に組み込まれている強靭な大和魂や武士道精神を呼び覚ましてほしいと密かに私は願っています。

そうすれば、きっと日本は覚醒します。

特別に無料:
https://leverage-education.com/lp314eqd8n3

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