生きるか死ぬか

上村です、

先日は日本で初開催された池田秀樹さん主催の、

『ミリオネアライブin東京』

にスピーカーの1人として登壇をしてきました。

自分の持ち時間は30分。

そして壇上に上がるまで参加者の方々に何をお話しするかは未定。

そう、一部の方はご存知ですが自分が得意とする

『アドリブ』

で話してきました。

基本的に私がセミナー講師として登壇する場合は状況に分けて2つの講義スタイルを取っています。

1つは、あらかじめ資料を用意してそれを元に講義をしていくスタイル。

もう1つは、その場の参加者の状況を見た上で即興で話しながら講義内容を決めていくスタイル。

この2つの講義スタイルは前提条件の違いによって使い分けています。

そのセミナーに参加する人たちの現実、つまり悩みや不安や願望といったものがあらかじめある程度把握できている時は私は資料を用意して講義をすることが多いです。

例えば、そのセミナーに登壇する前から、

「マーケティングを学びたい」
「コピーライティングスキルを向上させたい」

という願望があらかじめ把握できている時はマーケティングやコピーライティングに特化した資料を用意して講義を提供していきます。

こうした講義スタイルは、私が主催しているセミナーなどでよく使います。

が、時々他の起業家さん主催のセミナーにゲスト講師として呼ばれることもあります。

そしてそんな時は、そのセミナーの参加する人たちが一体どんな悩みや願望を持っているのかが事前に把握できないこともあります。

そう、自分の話を聞いてくれる方々の現実がわからないのです。

そのような時は、私は”あえて”資料を用意しないことが多いです。

(まれに時間がなくて資料が用意できなかったというケースもあることは否定できません笑)

つまりもう1つの講義スタイルである、その場の参加者の状況を見た上で即興で話しながら講義内容を決めていきます。
 
具体的にどのようにして講義内容を決めていくかというと、そのステップは極めてシンプルです。
 
■ステップ1:
壇上に立つ
 
■ステップ2:
参加者の顔を眺めてどのような人たちが来ているかを直感的に把握する
 
■ステップ3:
今その人たちが特にどんな解決したい悩みや問題を抱えているかをいくつかの角度から質問をしていく
 
■ステップ4:
その質問の回答状況を聞いた上で、自分の持ちうる知識の中から最も効果的であろう解決策を脳から引っ張り出す
 
■ステップ5:
その内容を参加者の方々が最も価値を感じてくれるであろう話の構成や伝え方に話しながら変換していき制限時間内にお届けしていく
 

 
以上です笑
 
そう、このステップを書いて説明することは簡単ですが、実際にこれを壇上の上で実行することは意外と難しいです。
 
正直、かなり頭を使います。
 
壇上に上がってから頭をフル回転させて即興で喋りながら話す内容を決めていく自分を客観的に観て時々無謀だなと感じることもあります。
 
ですが私はこのスタイルを取ります。
 
なぜか。
 
それは参加者の方々にとって、『今』本当に価値のある内容をその心に届けたいと思っているからです。
 
『相手の悩みや問題を聞き、その解決法を届ける』
  
これはビジネスの基本原則です。
 
そしてこの『聞く』という作業はビジネスにおける『リサーチ』と同じです。 
 
『リサーチに8割の時間をかけなさい』
  
これはマーケティングやコピーライティングを学んだ人であれば必ず一度は聞いたことがある概念だと思います。
 
たまに、
 
「文章を書く手が止まります」
「どんな投稿をしていいのか頭を悩ませます」
「何を喋っていいのかがわかりません」
 
このような声を聞きますがなぜそのような悩みが生まれるのかというと答えはシンプルで『リサーチ』が足りないからです。
 
逆に言うとそのメッセージを届ける相手の現実を的確にリサーチできている場合はタイピングする指は止まりませんし何を書くか(話すか)に頭を悩ませなくて済みます。
 
そしてそのような自分のメッセージを受け取ってくれる人との”共感率”が高いコピーほど人の心を打ち、反応率が高まります。
 
逆に見込み客との共感率が低いコピーはそもそも読まれませんし結果商品も購入してくれません。
 
そのコピーを使って広告に出してもその自分のお財布から捻出した多額の広告費は全て無駄金になってしまいます。
 
だからこそ、
 
『リサーチ』
 
というものは本当に大切なのです。
 
特にオンラインビジネスに従事する人にとってはリサーチを行えているかどうかは死活問題です。
 
なぜならリサーチができているか否かでそのビジネスによる売り上げがゼロにも100にもなるからです。
 
つまり
 
『生きるか死ぬか』
 
というレベルの話なのです。
 
なので私は特に新しいプロジェクトを行う際はリサーチの鬼と化します。
 
そして自分の元で学んでくれている精鋭のコピーライターの人たちにも口を酸っぱくして何度も何度も何度も何度も様々な角度から
 
「リサーチは本当に、大事だ」
 
ということをお伝えしています。
 
ここまでお話して、結局のところ何をお伝えしたいのかというと、
 
『あなたのビジネスをうまくいかせる答えは目の前の相手が教えてくれる』
 
ということです。
 
意識のフォーカスを今まで向けていたものから少しズラすだけで見える世界が変わり現状を打破することができます。
 
『共感できないことは一言も話さない』
 
『スポットライトを見込み客に当てる』
 
『自分が言いたいことではなく相手が言って欲しいことを代弁する』
 
『自らの承認欲求を満たすためではなく相手の欲求を満たすために言葉を紡ぎ出す』
 
このようなマインドセットを意識すればするほどあなたのコピーライティングスキルは自然と引き上がっていきます。
 
そして今回のミリオネアライブin東京で話している時も常に意識していたのは上記のようなことです。
 
今日の話を通して、何かあなたにとって1つでも気づきや発見を得られたのであれば嬉しいです。
 
いつもありがとうございます。
 
上村

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