アンマンパンミュージアムでお金を吸い上げられました。

上村です、

先日は兄の娘である
かわいい姪っ子の誕生日でもあり
家族で横浜のアンマンミュージアムに
行ってきました。

アンマンミュージアム自体初めて
だったのですが

「平日でもこんなに人が多いのか。。」

とアンマンパンの
影響力の偉大さを痛感しました。

(事前に兄とやりとりをしてお互い
アンマンパンのTシャツを仕入れ
兄弟でそれを着て当日は参戦しました。
大人たちからの視線が痛かったですが
姪っ子のためと思えばおじさんは
頑張れました笑)

そのTシャツはコレ。
↓


でこのアンマンミュージアム、
当然ながら館内の全てが
アンマンパン?価格。

キャラクターのパンは1個300-400円台。

子ども用の小さいうどんが700-800円、
お土産コーナーのお菓子も1000-2000円台、
おもちゃは6000-20000円台、、

と決してみんなのヒーローとは言えない
価格帯でアンマンパンの商魂たくましさw
にマーケッターとして尊敬をしました。

そして色々と館内を回って姪っ子の
誕生日プレゼントを選んでいき、結果

・アンマンパンのケースに入ったビスケット
・アンパンマンのポーチ
・コキンちゃんのぬいぐるみ
・アンマンパンのお医者さんごっこができるおもちゃ
(このおもちゃはyoutubeで姪が観て欲しかったそう、
Youtubeのマーケ効果すごいなと感じました)

をセットで購入してあげました。

合計でそこそこの金額になったのですが、
なぜ私は値段をほぼ見ずこのプレゼントに
お金を使ったのか。

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『見栄』という潜在的な動機付け
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自分の購買心理のプロセスを分析すると、
一番の意思決定要因はシンプルで

『見栄を張るため』

だと感じています。

人は何かにお金を使う際、

ステップ1:感情で欲し
ステップ2:論理で正当化する

というプロセスを辿りますが
ここでいうと

ステップ1:
おじさんとしての見栄を張りたい(姪に好かれたいも含め)

ステップ2:
姪に思い出を作ってあげたい、
しかもおもちゃはちゃんとした
作りだから長持ちもするはず、
投資対効果は決して悪くない(はず!)

という心理プロセスを経て
私は気付いたらカードを
切っていました。

(余談ですがあなたも何かを購入した際は
「なぜそれにお金を払ったのか?」
「本当の動機はどこにあるのか?」
と質問するクセ付けをすると自然と
コピーライティング力が上がっていきます)

つまりお金を払った核となる動機は

『自分が見栄を張りたいため=重要感を満たしたいため』

というなんともしょうもない理由だったのです。

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『見栄市場』の威力
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ここまでの話を聞いていると

「上村さん、姪っ子に甘々ですね〜。
 自分だったらもっと賢明な動機で
 お金を使います!」

という人もいるかもしれませんが
侮るなかれ。

この、人の見栄を刺激することで
莫大な規模に成長している市場は
世の中にたくさんあります。

わかりやすい市場としては
特にアッパー層向けの

・車
・時計
・ジュエリー
・クレジットカード
・ホテル
・不動産

などの市場です。

このあたりの市場は特にわかりやすく、
本質的な部分を観ていけばこの
見栄という強烈な動機付けによって
大きなお金が動いています。

ラグジュアリーブランドなどもわかりやすく
それを身にまとうことで自身のステータス
欲が満たされ、それに感情的な価値を感じ
人はそれに何十万、何百万と大金を払います。

大抵単価の高い商品・サービスがある市場は

・緊急性が高く強い痛みを解決する
 サービスを提供する市場(例えば医療など)

・見栄欲(ステータス欲)を満たす市場

に分類可能です。

厳密に言うと今の10-20代などのZ世代は
何かを所有することによるステータス欲より
体験や共感、生きがいといったものに価値を
感じやすいのでターゲットとする年代によって
引くべき心理トリガーの優先順位は変わります。

が、人間は社会的動物だからこそ、
こうした見栄という動機は
皆少なからず持っています。

他にもキャバクラやクラブ、
ホストなどの夜の市場も大きなお金が
動く見栄市場の最たる例でしょう。

自分が好きなホストor嬢(=推し)に
大金をつぎ込むことで周りの客より
優位な位置に立て優越感を感じられ
その推しを独占できるかもしれない。

そこでライバルが出てきたら
競争意識も刺激され自分が推しの中で
1番になりたいためさらに大枚を
はたいていくという欲望のループです。

(お酒や性のスパイスも効いているため
理性を破壊する仕組みが確立されています)

話を戻します。

ここで一旦立ち止まり、
思い返してみてください。

あなたがここ3年以内に一番
お金を使った買い物は何ですか?

その買い物を通し、
どんな感情的な変化を
得られると感じましたか?

それを強いて言語化するのであれば、
それはどんなあなたの欲を満たすものでしたか?

…

おそらくですが、
すぐに頭に浮かんだ購買動機は
論理的な購買理由で、一般的に
周りの人にも言いやすいものだと思います。

(論理的な購買理由は
脳の記憶にも残ります)

ですがそこからもう一歩踏み込んで

・どういう空いた感情の穴を満たしたかったのか?
・どういう感情や思いを今まで以上に感じたかったのか?

という質問を自身にして深掘りしていくと、
もしかしたらそこにはあなたの

『見栄』

という欲がくすぐられてそこに価値を感じ
お金という対価を払ったのかもしれません。

この話を通して何をお伝えしたいのか。

それはそれだけの人の見栄というものは
強烈だということ。

そしてそれをこれからの
マーケティングメッセージに取り入れると
あなたも高単価の商品・サービスがより売れて
儲かるようになりますよ、ということです。

ちなみにここでの注意点は、

「コレで周りから尊敬されますよ」
「モテますよ」
「すごいと思われますよ」
「バカにしてきた人を見返せますよ」

などと”直接的に”その欲を刺激するメッセージは
打ち出してはいけないということです。

それをすると品がなくなり、
見込み客から

「い、や別にそれを求めて欲しいわけじゃないし。。」

とネガティブなレスポンスを引き出してしまい
CVR(成約率)は逆に落ちてしまう可能性が
出てしまいます。

あくまでもインダイレクト、
つまり”間接的に”その欲を刺激することが
コピーライティングにおいて大切なのです。

巷の現役コピーライター(セールスライター)も
このあたりの言葉のチューニングができていない
人が多いので注意が必要です。

こういった踏み込んだコピーライティングの話は
興味があれば別の機会にお話しようと思います。
(メッセージください)

それにしてもAmazonで購入して
一度だけ着たアンマンパンのTシャツ、
二次利用法が今のところ自宅で着る
しか思いつきません。

どなたか教えてください笑

いつもありがとうございます。

上村勇斗

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